川を渡る梵天

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雄物川を舟で渡る「梵天」

 家内安全、町内安全、五穀豊穣、商売繁盛などを願い各町内から梵天や恵比須俵が奉納されます。
 町内の若衆がかかげる梵天は、42歳33歳還暦など厄年、歳祝いの人がいる家や新築した家々の厄を祓い家内安全を祈るとともに、農家では五穀豊穣を、商家では商売繁盛を祈りつつ町内を回り、やがて一の鳥居をくぐったのち雄物川を舟で渡り、伊豆山山頂の伊豆山神社に奉納される。
 また、渡船場では「招福餅まき」がおこなわれ、招福餅、みかん、お菓子が各町内などから撒かれる。山頂でも恵比須俵に入れて供された餅が撒かれる。


「ぼんでん」 とは
 普通に梵天と書き、大きな御幣のこと。
 東北地方に盛んに用いられるが、大きな幣串に厚い和紙をとりつけたこの形式は御幣の古態として珍しからぬものである。
 ボンデンという語はおそらくホデから来ており、ホデは目立つものの義であり、東北で薪・草などの採取にあたり占有標の棒をいい、関東で小神の座をワラホウデンというのもそれである。
 神名に大寶天王というのが全国的にあるが、幣を神体としてあがめたことによるものであろう。
  (柳田国男監修 「民俗学辞典」 東京堂出版 より)


「ぼんでん唄」
その場所に応じ、ぼんでん唄をうたって祝う
次にいくつか例をあげます
   場 所      歌  詞
朝の出発時
朝の出がけに 東を見れば

黄金まじりの 霧がふる
 
42歳の歳祝いの
人がいる家で

この家 親方 42の祝い

門で鶴亀 舞い遊ぶ
 
一の鳥居で
一の鳥居に 生えたる松よ

枝も栄えて 葉も茂る
 
渡船場で
舟も新しい 船頭さんも若い

川も新川 初のぼる
 
神社前で
ここの御殿は いつ来てみても

鶴と亀とが 舞い遊ぶ
 
梵天を納める際
おらが梵天は 錦梵天よ

伊豆山神社に 納めおくぞえ
 
納めおわって
今度来るとき 孫ひこ連れて

ともに白髪の 生えるまで
 


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